ここまでは、BCPの重要性や策定・運用によるメリットなどを紹介してきました。第2回からは、最低限必要なBCPの策定・運用方法について、さまざまな企業の取組事例をまじえながら解説します。
なお、BCPの策定・運用方法の解説をお読みいただく前に、まずはあなたの会社の事業継続への取組状況をチェックしてみましょう。
以下のチェックリスト(10項目)について、あなたの会社の事業継続に向けた取組状況をチェックしてみてください。
チェックの結果により、現在、あなたの会社が緊急時の事業継続に向けて「どのくらい準備できているのか」見ることができます。チェックされた「はい」の数に応じた判定結果(目安)が確認できます。
現状では、万が一、あなたの会社が地震などに被災した場合、事業の継続が困難となってしまう可能性があります。本コンテンツを参考に、BCPの策定・運用の一連の手順について検討を始めることをおすすめします。
事業継続に向けた取り組みはできているようですが、まだ十分とは言えないでしょう。本コンテンツを参考に、「いいえ」の部分が「はい」となるよう対策などを検討していくことをおすすめします。
あなたの会社では、BCPの考え方に沿った取り組みができています。本コンテンツの内容をこれまでの復習の意味でお読みいただき、BCP訓練の実施やさらなるBCPの改善により、あなたの会社にとって理想的なBCPへと近づけていくことをおすすめします。
BCPの策定・運用の最低限必要な手順は、その目的となる「1. 基本方針の立案」から、「7. BCPの見直し」までの7つがあげられます。第2回では、策定手順の1から3を解説します。
4~7は次回以降でご紹介していきます。
第2回