BCPを策定したものの、緊急事態となった時に、「BCPの内容を従業員が理解していなかったため、適切な対応ができなかった」「BCPに整理されている情報が古く、役に立たなかった」となってしまっては、せっかくBCPを策定していても意味がなくなってしまいます。
そのような事態にならないために、前回までBCPの策定手順をひと通り解説してきましたが、今回からは「策定したBCPを従業員に理解してもらう」「策定したBCPを常に最新版に維持する」といった、BCPの運用について解説します。
何のためにBCPを策定・運用するのか?
緊急時にどの商品・サービスの提供を優先して継続すべきなのか?
重要商品(中核事業)の提供に必要な経営資源(人、物、金、情報など)は何か?
必要な資源がなくなったときに、どのような対応をするのか?
緊急時に誰が、重要な意思決定をおこない、指示を出すか?
BCPの内容をどのように従業員に認識してもらうのか?
どのくらいの頻度で策定したBCPを見直すのか?
第4回